Tokyo CT Technology Seminar

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[TCTT主催講義] 乳腺CTに役立つ基礎知識

【日  時】 平成22年2月9日(火)19時 00分〜 20時00分

【場  所】 順天堂大学医学部附属練馬病院 
        〒177-8521 東京都練馬区高野台3-1-10
        1階 画像診断センター

【講  師】 順天堂大学医学部附属練馬病院
        放射線科 柴ふみ子

文責  東京都済生会中央病院 河内 康志 

 2010年2月9日(火)順天堂大学医学部附属練馬病院にてTCTT主催講義「乳腺CTに役立つ基礎知識」が行われました。講師は、乳腺領域においてMMG,CT,MR,RIと様々なモダリティ経験をお持ちの順天堂大学医学部附属練馬病院放射線科の柴ふみ子先生です。
 今回の目的に「普段、MMGの撮影に携わっていないが乳腺CTを施行している技師の方に、」とあるように、男性技師(私自身もそうですが)にも大変、興味を引くものでした。
 講義の内容は、前半の30分程がスライドにて乳がん診療・マンモグラフィガイドラインに沿った基礎的な解剖、乳腺腫瘍の組織学的分類、腫瘤・石灰化のカテゴリー分類と実際の乳腺外科での診療の中で各モダリティがどのような役割をしているのかというものでした。MMGで大切な低コントラストについては、通常エネルギー(一般撮影領域)と低エネルギー(MMG領域)で魚とレーズンバターを撮影した画像でコントラストの違いを解り易く解説して頂きました。乳腺の領域分類、乳癌の好発部位がC、C′領域(外上部~腋下部)で乳癌のおよそ半数になること、乳腺腫瘍のほとんどが上皮性腫瘍であり、さらに悪性(乳管癌)の中には、非浸潤性のものと基底膜を超える浸潤性のものがあること、カテゴリー分類によって良性・悪性の鑑別を行うことといった、とても乳癌診療に重要なお話でした。また、組織診のマンモトームや乳癌の広がり診断においてグレードBとなるMRでは、Dynamic StudyはもちろんのことながらDWIとコリン類の代謝物質を検出するMRSも紹介。残念ながらCTの評価は、グレードCですが、今後のCTの展望として、ADCTで被ばく低減技術を使用したDynamic Studyなどの思考を聞かせて頂きました。
 後半は、実際に使用している検査室の見学と腫瘍の位置をX,Y,Z軸(スカウトビュー)から計測し正確に針(11G)を腫瘍に刺し側孔から組織を吸引するステレオガイド下マンモトーム生検のシミュレーションを行いました。また、針は、360°回転可能で症例によりサンプル採取の向きや数を調整することができます。ただし、表在から浅い部位では、適応外になる場合もあるそうです。その後、高精細モニター(5M,CRT)と汎用モニター(1M,液晶)を使用し解像度の違いにより見え方がどのように変わるか実際の臨床例で体験させてもらいました。今回は、MMGを中心に1時間と短い時間でしたが「普段、MMGの撮影に携わっていないが乳腺CTを施行している技師の方に、」とっては、大変、有意義なものになったと思います。
 最後に、お忙しい中、講師をしていただきました柴先生に深く御礼申し上げます。また、今回のイベント開催にあたりTCTT世話人の皆様、会場準備や懇親会の手配などをして頂いた順天堂大学医学部附属練馬病院の関係者の皆様に深く感謝致します。本当にありがとうございました。


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