Tokyo CT Technology Seminar

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[TCTT主催実習] CT-colonographyの現状と将来展望およびハンズオンセミナー

【日  時】 平成22年6月27日(木)18時30分〜20時30分

【場  所】 株式会社インフィニットテクノロジー 6階会議室
       〒110-0005 東京都台東区上野2-14-27

【講  師】 株式会社インフィニットテクノロジー 菊池 晶紀先生

文責 東京女子医科大学東医療センター 放射線科 浅沼 雅康


 2010年6月24日(木)、株式会社インフィニットテクノロジー会議室にてTCTT主催実習「CT-colonographyの現状と将来展望およびハンズオンセミナー」が、株式会社インフィニットテクノロジーの菊池先生を講師にお招きし開催されました。
 近年、食生活や生活習慣の欧米化などにより、日本の大腸がん患者の罹患率は急増しており、全がん羅患数で第2位となっています。しかしながら、注腸X線検査や大腸内視鏡検査などの大腸がん検診は、検査時の苦痛や抵抗感などの理由から受診率の増加が見られず大きな問題となっております。このような状況の中、CT-colonography(以下CTC)検査は被検者の負担が少なく、近年最も注目されている新しい大腸検査法で、実施する施設が日本でも増加しております。これにともない検査方法や読影技術習得のため、CTCに特化した研究会やCTCハンズオンセミナーが各学会等でも盛んに行われ、毎回多くの参加者が受講をされております。
 今回、TCTT主催のイベントに参加し、CTCの現状の講義、ワークステーションの実機にて臨床データを使用しての読影や操作方法の実習を行いました。使用したワークステーションは本年度開催されたJRCのハンズオンセミナーで最も評価が高かった、(株)インフィニットテクノロジー社のXelis colonです。このXelis colonは国立がんセンターと共同研究で開発を取り組んでいるソフトだそうです。Xelis colonの主な特長としてはBand-Viewというモードがあり、このViewは腸管壁を歪むことなく3D処理されており、以前までの仮想大腸内視鏡像において順行及び逆行の2方向見る必要がなく、腸管展開画像が表示可能です。歪みの無い像であるため、現在のCTCでは不得意とされている平坦型病変の検出に優れていますが、正しく判読する為には読影の訓練と画像に対する慣れが必要であると感じました。また、今回の実習で驚いたことは、通常は大腸のガス像から大腸の走行を決めるためにPathを取得しますが、この認識速度がとても速く、読影時間の短縮が多いに期待されます。次に、Xelis colonには2次読影としてMEDICSIGHT社のCADを搭載しており実習を行いました。このCADでは隆起性病変をほぼ100%、平坦型病変においても70%程度は検出するという事で、参加者がそれぞれの病変を確認しましたが、CADの感度を上げることにより偽陽性の数が増加するため、CADの設定や使用に関しても訓練が必要であると感じました。
 今後のCTCの取り組みとして、腹部放射線研究会で行われたCTCハンズオンセミナーで挙げられたという「CTCの認定医師制度化に向けて積極的に取り組まなければならない」というお話がありました。また、行政からは本年4月30日付けで厚生労働省医政局長より、診療放射線技師が実施する事の出来る業務具体例として「画像診断における読影の補助をおこなうこと」と通達もあり、今後はCTC検査の増加に伴い、診療放射線技師が撮影を行い一次読影という立場で所見を書くことが予想されます。CTC認定技師などを含めた制度化実現に向けて、多くの知識と技術を身につけなければならないと改めて痛感いたしました。
 最後に、ご多用の中、ワークステーションの準備や講義をして頂いた株式会社インフィニットテクノロジー 菊池先生をはじめ関係者の方々に深く御礼申し上げます。また、今回のイベント開催にあたり大変きめ細やかな運営をして頂きました、TCTTの関係者の皆様に深く感謝致します。とても有意義な時間をありがとうございました。


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