Tokyo CT Technology Seminar

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[TCTT主催実習] フレッシャーズ ノイズ特性の測定

【日時】平成23年10月8日15時00分〜17時00分
【場所】北里研究所病院
     〒108-8642  東京都港区白金5-9-1
【講師】北里研究所病院
    小林 隆幸 様

文責 江戸川病院 放射線科 佐藤 英幸

 2010年10月8日(土) 北里研究所病院にて第30回TCTTイベントとして主催実習が開催されました。講師に北里研究所病院の小林先生をお迎えし、「フレッシャーズ ノイズ特性の測定」としまして、ノイズ成分の定義はもとより、実際のファントム画像を用いて測定法・解析法に至るまでご教授いただきました。
 はじめにどのようなファントムを使用すればいいのか、ノイズとはどのようなものなのか、評価法にはどのようなものがあるのか小林先生より解説がありました。ファントムは均一物質で満たされているものが理想でCT購入時に付いてくるQA・QCファントムで問題ないとのことでした。また、ノイズとは画像上の「ザラツキ」を表しており、X線量子ノイズなど種類や発生要因は様々なことが考えられます。ノイズを評価する方法には簡易的なSD法からCS法、NPS法がありますが、今回の実習ではSD法とNPS法にてファントムの画像を使用し再構成関数をStandard、Detail、Boneに変えた画像の評価を行いました。
 まずSD法について実習を行いました。この方法は20mm×20mm程度のROIを中心と上下左右(1/2×r:r=半径)に置き、平均値を計測して評価します。ノイズの成分までは分析できませんが複雑な計算もなく容易に測定できるため、広く用いられている評価法です。
次にNPS法について実習を行いました。1次元仮想スリット法によるNPSの算出方法は水均一ファントム画像にて仮想スリットによりノイズprofileの取得、次にトレンド補正を行い、最後にフーリエ変換を行うとNPSが算出できます。NPS法はImage Jなどのソフトを使用しないと解析が困難で、その後計算も必要になります。今回の実習ではExcelで計算が組まれているものを小林先生が予めご用意していただいたので、データを入力していくと算出してくれるようになっていました。この方法では空間周波数ごとのノイズ成分を測定しているので条件を変えた画像を評価する際、どの周波数領域のノイズが変化しているのか分かります。
 今回の実習はフレッシャーズということでCT経験も浅く、画像解析などもあまり経験のない方々がほとんどだったと思いますが、小林先生の分かりやすい説明と解析が追いつかない時は直接受講者の隣で説明を行い、全員が理解しながら進めることができました。
最近では逐次近似法を応用した画像再構成法がノイズ成分を除去する手法として注目されていますが、基本的なことを理解したうえで、使用していかなければいけないと思いますので、今回の経験を生かして自分の施設でも比較検討を行ってみたいと思います。
 最後となりましたが、ご多忙の中講師を引き受けていただきました小林先生に深く感謝致します。また、今回のイベント開催にあたり東京CTテクノロジーセミナーの世話人の皆様、会場準備などをしていただきました北里研究所病院のスタッフの方々に深く感謝致します。貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。


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